
内視鏡検査
内視鏡検査
内視鏡検査は、かつてのような特別な検査ではなく、現在では身近で重要な検査のひとつとなっています。地域にお住まいの方は、大腸カメラ検査前に服用いただく腸管洗浄液を、ご自宅の普段お使いのトイレで、安心してお飲みいただけます。慣れた環境で排便を行うことで、リラックスして検査の準備を進めていただけます。
当院では、内視鏡専門クリニックと同等の機器・技術を備え、地域の皆様に対して質の高い消化管疾患の診断・治療を提供できるよう努めています。
地域に根ざした医療機関として、「気軽に相談できる」「安心して受けられる」内視鏡検査を目指し、日々取り組んでおります。
当院では、検査を本当に必要とする方に、適切なタイミングで内視鏡検査を受けていただくことが重要だと考えています。リスクの高い方には毎年の定期的な検査を、リスクの低い方にはガイドラインなどに基づき、適切な間隔をあけての検査をご提案しています。
内視鏡検査は、患者様にとって貴重な一日を費やす大切な医療行為です。
だからこそ当院では、医学的根拠に基づいた「必要かつ十分な時期・回数」での検査をご提案し、過不足のない医療を提供することを心がけています。
他院で内視鏡検査を受けられた患者様に結果をうかがうと、「ポリープがあった」などの大まかな理解にとどまっていることがあります。ポリープにはさまざまな種類があり、それによって今後の対応やリスクも異なります。ご自身の体にどのような所見があったのかを理解することは、健康管理において大切です。
当院では、検査後に内視鏡画像をもとに丁寧に結果をご説明し、後日には「内視鏡所見用紙」をお渡ししております。これにより、患者様ご自身が疾患についてより深く理解し、今後の予防や治療に役立てていただけるよう努めております。
内視鏡システム
EVIS X1(イーヴィス エックスワン)
当院では、オリンパス社製の最新内視鏡システム『EVIS X1(イーヴィス エックスワン)』を導入しています。EVIS X1は、従来の内視鏡をさらに進化させた高解像度・高コントラストの画像処理能力を持ち、微細な病変の早期発見に大きく貢献します。
また、NBI(狭帯域光観察)やTXI(テクスチャー・カラー強調機能)といった先進の観察技術により、がんや炎症の兆候をより正確に捉えることが可能です。NBIは咽頭や食道のがんの発見に非常に有効です。
モニター
4K UHD LCDモニター OEV321UH
EVIS X1の画像を正確に反映させることのできるオリンパス社の4K対応高解像度モニターであるOEV321UHを用いております。光による反射や眩しさが抑えられ、角度を変えても画質が損なわれないことは、検査の質を高めます。
内視鏡用炭酸ガス送気装置
OLYMPUS UCR
内視鏡検査では、視野を確保するために空気(ガス)を腸内に送気して腸を膨らませる必要があります。従来は「空気(大気)」を使用していましたが、現在では二酸化炭素(CO₂)を使用する施設が増えています。CO₂は空気に比べて腸管からの吸収が非常に速いため、検査後の腹部の張り、膨満感、痛みを少なくできます。大腸カメラの際にCO2を用いています。
高周波焼灼電源装置
ESG-150
当院ではポリープ切除の際に、オリンパス社製の高周波焼灼電源装置「ESG-150」を使用しております。この装置は凝固波による切開が可能で、ポリープをスムーズに切除できるうえ、出血が起こりにくいという特長があります。
「胃カメラは苦しい」「嘔吐反射が心配」「以前に辛い経験をした」「大腸カメラでおなかが痛かった」
そんな方に、当院では鎮静剤を使用した内視鏡検査をおすすめしています。
検査前に静脈から鎮静剤(眠くなるお薬)を投与することで、ウトウトと眠っているようなリラックス状態で検査を受けられます。鎮静剤の効き目は個人差がありますが、「気づいたら終わっていた」「全く覚えていない」とおっしゃる方は多く、痛みや不快感を感じにくい検査が可能です。
胃カメラでも大腸カメラでも鎮静剤はご使用いただけます。
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