消化器内科|大田区 久が原、御嶽山の内科・消化器内科クリニック|松尾医院

〒145-0074東京都大田区東嶺町19−7

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消化器内科

消化器内科|大田区 久が原、御嶽山の内科・消化器内科クリニック|松尾医院

消化器内科でよく診る疾患

消化管疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • 食道がん
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 機能性ディスペプシア
  • 胃がん
  • 過敏性腸症候群
  • 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
  • 大腸ポリープ・大腸がん

肝臓疾患

  • 肝炎
  • 脂肪肝
  • 肝臓がん

胆のう/膵臓疾患

  • 胆石症
  • 胆のうポリープ
  • 胆のうがん
  • 膵炎
  • 膵のう胞性病変(IPMNなど)
  • 膵がん

診断のために行う検査

診療について

ピロリ菌診療

ピロリ菌は、強い酸性環境である胃の中でも生き延びることができる特殊な細菌で、多くは小児期に感染すると言われています。感染したまま放置すると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんの原因となることが分かっています。

しかし、ピロリ菌の除菌治療を行うことで、これらの疾患の予防や再発防止が期待できます。特に、胃がんのリスクを抑えるためにも、感染の有無を早めに知ることが重要です。

内視鏡検査(胃カメラ)で慢性萎縮性胃炎、鳥肌胃炎などのピロリ菌感染が疑われる所見が見られた方には、ピロリ菌検査をおすすめしております。

ピロリ菌検査には、尿素呼気試験、血液検査、便検査など、いくつかの方法があります。患者様の状態やご希望に応じて、最適な検査方法をご提案いたします。

便秘診療

便秘に悩んでいる方は非常に多く、日本国内では500万人以上にのぼるといわれています。近年は便秘薬の種類も増え、2023年7月には「慢性便秘症診療ガイドライン」の改訂も行われました

現在では、単に排便が得られればよいという考え方ではなく、より専門的で個別性の高い治療が求められています。たとえば、習慣性のある刺激性下剤の乱用を避けることや、腎機能に障害のある方にはマグネシウム系の下剤を慎重に使用することなど、安全性にも十分な配慮が必要です。

当院の院長は、日本消化管学会が認定する「便通マネジメントドクター」として、便秘症に対する深い知識と豊富な臨床経験を有しています。患者様お一人おひとりの症状や体質に応じて、最適な治療法をご提案いたします。

便通マネージメントドクター認定証

過敏性腸症候群(IBS)

過敏性腸症候群(IBS)とは

IBSとは腸に明らかな異常が見られないにもかかわらず、腹痛や腹部の不快感、下痢や便秘などの便通異常が慢性的に続く状態を指します。命に関わる病気ではありませんが、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

主な症状

  • 腹痛や腹部の不快感
  • 下痢、便秘、またはその繰り返し
  • ガスや膨満感

原因と関係する要因

  • ストレスや精神的な緊張
  • 自律神経の乱れ
  • 腸の運動異常
  • 腸内環境(腸内フローラ)の乱れ

診断と検査

IBSは、他の器質的疾患(大腸がん、炎症性腸疾患など)を除外することで診断されます。必要に応じて以下の検査が行われます。

  • 血液検査
  • 便検査
  • 大腸内視鏡検査

治療法

IBSの治療は症状のタイプ(下痢型・便秘型・混合型)に応じて行われ、次のような方法が取られます

  • 生活習慣の見直し(規則正しい生活、ストレス管理)
  • 食事療法(脂肪分、カフェイン、アルコール、食物繊維などの調整や低FODMAP食など)
  • 薬物療法
    • 下痢型には腸の動きを整える薬や整腸剤
    • 便秘型には便を柔らかくする薬
    • 痛みに対しては鎮痙薬や抗不安薬

炎症性腸疾患(IBD)

炎症性腸疾患とは

炎症性腸疾患(IBD)とは、消化管に慢性的な炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の疾患で、主に潰瘍性大腸炎とクローン病を指します。これらの疾患は10代後半〜20代の若年層に多く見られますが、近年では小児や高齢者での発症も増加しており、日本国内の潰瘍性大腸炎の患者数は20万人を超えるとされています。

原因は完全には解明されていませんが、自己免疫の異常、腸内環境(腸内フローラ)、遺伝的素因、生活習慣などが関係していると考えられています。

主な症状

  • 下痢や血便
  • 腹痛、腹部不快感
  • 体重減少、食欲不振
  • 発熱、倦怠感

症状は慢性的に続くか、良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。

診断と検査

  • 血液検査、便検査
  • 内視鏡検査(大腸カメラ、小腸カメラ)
  • 生検(腸粘膜の組織検査)
  • 画像検査(CT、MRIなど)

治療

潰瘍性大腸炎は現時点では完治が難しい疾患ですが、次々と新しい薬剤が開発・承認されており、治療の選択肢は広がっています。

  1. 薬物療法
    • 消炎剤(5-ASA製剤)
    • 副腎皮質ステロイド
    • 免疫調整薬
    • 生物学的製剤(抗TNF-α抗体など)など
  2. 食事療法
    • 消化に優しい食事
    • 栄養バランスの管理など
  3. 外科手術(重症例や合併症を伴う場合)

院長は、横浜市立市民病院や大学病院においてIBDの診療に携わってきた経験を持ち、専門的な視点から一人ひとりに合った医療を提供しています。

患者様が無理なく、長く治療を続けられることを第一に考え、症状のコントロールはもちろん、生活の質(QOL)の向上を目指した診療を行っております。

すでにIBDと診断されている方も、治療やお薬に関するご相談など、どうぞお気軽にご来院ください。

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